MOTORGAMES 2014
総合モータースポーツ祭典
FSW全般
二輪/四輪の垣根を外したモータースポーツ界初めての試みとして開催された総合モータースポーツ祭典イベントは、7月5/6日の両2日間で来場者はのべ13038人となり、FSW(フジスピードウェイ)に集まった参加者合計1362名と今までにないモータースポーツ参加型イベントの進化版としての可能性を見せてくれた。競技だけに留まらずショーやコンテスト的要素を2輪と4輪で融合させたコンテンツてんこ盛りなイベントは年内に場所を変え12月に再度岡山国際サーキットで開催される予定だ。
またメインイベントとしてアメリカFormura D シリーズでの国内版初開催となったドリフト戦はフジ本コースでのドリフト競技も初開催として、多くの注目を集め一番の盛り上がりを見せてくれた。2輪では高さ4階建ての空中で華麗な技を診せるFMXやXTREMEと呼ばれるライディング曲芸もあり、2輪 /4輪が好きなモータースポーツファンにとっては、正に一粒で二度いや、三度、四度のおいしさを味合う事のできる楽しさ凝縮イベントであった。高速コーナードリフト対決はこれまで以上にドリフトの醍醐味をストレ−トに体験させくれ、思いのほかバトルシーンに引きずり込まれた我が身を自分でも驚いていた。
WTAC Japan
今年10月17~19日にオーストラリアで開催されるWTACタイムアタックイベントとのタイアップ戦は7台の参加があった。今年も参戦を発表しているのはUnder Suzuki選手とスコーチアドバンチーム、おなじみNOB TANIGUCHI選手がHKSが開発したGTR35でクラストップを狙う。そしてWTAC初参加予定となるTOPSEACRETのSuper GTR1000はYasu Kikuchi選手により渾身のタイムアタックが繰り広げられた。WTACで今年新設されたGTR35クラスでHKSの開発車両であるGTR35+1000 スペックと対戦予定のTopSeacret Super GTR 1000はTarzan Yamada選手によりるドライブが決定しているので、Nob Taniguchi +HKS車両への挑戦としてぜひ熱い戦いを展開して欲しいものだ。またこの日のイベントへは参加していないKyushu Danji GTR34号でPRO AM Classへ今年新たに挑戦するする宮田純彦選手は、アンダー鈴木選手に続き超アマチュアレーサーとして注目株なので大いに期待したい。
オーストラリアでのGTR35クラス全面対決が設定されているHKSとTopSeacret車両の単純比較は難しいのだがこの日のラップタイム結果ではWTACへの予想になりえるとの事で注目を集めていて、結果としてHKSはFSWでの自己ベスト更新1'39.959, TopSeacret号は1'41.715となり、Under Suzuki選手の1'42.716が続いた。
HKS号は順調な仕上がりを見せていたが谷口選手は’まだまだ煮詰められる余地があので、WTACまでに色々な調整と改良をおこなって万全な体制で10月の本番に望みたい’とコメントしている。
かたや午後からのセッションで突然のクラッチ不良により、途中でコースアウトとなってしまったTOPSEACRET号は新たに大型フロントリップを投入した結果、これまで以上のダウンフォースを得る事になり安定感が増したと菊池靖選手が感想を話していた。
FRチューニングカーとしてプライベ−ターでは驚異的なラップタイムをたたき出したUnder Suzuki選手は、今年さらなる進化としてS15の足回とリヤアンダー回りに大幅な変更を加え、ほぼぶっつけ本番のシェークダウンながらWTAC本戦へ向け順調に車のデベロップメントが進んできてているとコメントを残している。
残念ながら進化したS15のリヤアンダー回り映像は、未公開として撮影はできなかったが、ボディー下面のダウンフォースとエアー抵抗軽減効果を狙ったデザイン処理は空気の流れを最大限に排出すべくカヌーボ−ト船尾と間違える程の完成度。まだまだ手を入れる箇所があるとの事だったが、Under Suzuki選手の情熱は日本チームのエースとして今度こそ表彰台に立てるに違いないと感じた瞬間だった。
Fomura D
日米総勢69名のドライバーが高速コーナーでの熱いバトルを繰り広げ決勝トーナメントのベスト32からは2台の追走となり、アメリカからのジャジメントによる採点と実況中継には日本を代表するドリフトドライバーである、Max折戸選手、ノブ谷口選手らが分かり易く解説サポートをしていた。
前日の雨から決勝当日は快晴となり100Rコーナーからアドバンコーナーへの進入で繰り広げられたドリフトは正に白煙の迫力とドライバーの車を操るテクニックの素晴らしさで観客を飽きさせる事もなく途中多少のクラッシュが発生したものの、全てのセッションが無事終了。横井昌志選手とのファイナルバトルで見事優勝したのは末永正雄選手となった。
Lamborghini
Blancpain
Super Trofeo AWD
2013年第2回
Fuji Speed Way
9月21、22日に開催されたFIA第二回アジアン・ルマン シリーズと平行してフジスピードウェイを舞台に日本で第4戦目となるこのレースは多くの日本人ドライバーが参加。イタリアン ミッドシップV10 AWDスーパーカーの醍醐味を楽しませてくれた1日となった。
ランボルギーニファンには夢のイベントとして昨年に続き今年で2年目のレース開催となったこのシリーズ戦は、第3戦までにアジアの各地で多くの日本人ドライバーが優勝。初戦中国ではMasahiko Ida選手、2戦目のマレーシア セパンではKazushi Kitaura / Hideto Yasuoka選手、3戦目の韓国インジジェンでは、Akihiko Nakaya選手がそれぞれ優勝し日の丸を掲げる事ができてきた。今回の日本人ドライバーは参戦台数16台中6人となかなかの比率で、今後もより多くの日本人ドライバーが参戦する事が期待できるのではないだろうか。
スパー・フランコルシャンやニュルブリンクス、モンザ等ヨーロッパ各国の有名サーキットを舞台に繰広げられるこのシリーズが北米のインディー、アメリカン・ルマン戦のプログラムにも組み込まれ、今やここ日本でも観戦できる事はランボルギーニ・フリークにとっては見逃せない一戦でもあり、その低いV10エキゾーストサウンド スーパーカーを堪能できたイベント。また会場の駐車場にもランボルギーニ オーナー車が多く、記念撮影を楽しんでいる人が多数見受けられた。
このレースはプライベーターチームとアマチュアレーサーによるユニークなワンメイクレースの構成となり、チームを組む相手プロ選手がFIAプラチナ、ゴールドライセンス保持者でなければアマチュアドライバーとプロ選手
とのチーム参戦が可能で、一説によると練習日等も含めて1戦の経費が約200~300万位でレース参加が可能とのことで、アジア全シリーズの参加は無理でも日本で1戦だけでもチャレンジしてみる価値があるのではないかとも思わせる程。
なるほど2009年ヨーロッパから始まったこのシリーズはAWD市販車ベース世界最速車両レースとして、既に多くの観客を魅了しているのもうなずける訳だ。
Spec
さてここで車両本体にフォーカスを当ててみよう。通常のGallardo LP 570-4をこのワンオフレース用に軽量化しドライ時に1300kgのボディー重量としV10エンジンから570馬力を縛り出す。
この車両の大きな特徴であるミッドシップエンジンAWD駆動はここFSWでの今大会公式予選でMax折戸選手がトップタイム1'43.412を記録する実力があるのだが、当日同時開催されたアジアン・ルマンシリーズ参戦車両のポルシェGT3に近いラップタイムと言えば、この車両の性能を理解して頂けるのではないだろうか? 本レース1&2で優勝車両である2号車のAfiq Yazid選手が記録した50:58.356が周回トータルタイムとして記録された。
フロント足回りはダブルウィシュボーンで、ASB対応のオーリンズTTX36シリーズを投入しているがキャンバー角度は-3°と以外と少ない。フロントタイヤは275/645-18インチホイール、リヤは305/660-18インチホイール仕様となりレーシング ブレンボ6ピストンキャリパーにより最高速320kmのスペックから一気に減速が可能となっている。今期モデルはフロントブレーキの熱対策改良により50%もクーリングが向上したことで、オフィシャル サプライヤーであるPirelliタイヤとのコンビネーションの完成度は向上してきているようだ。
今回63号車で参戦したMAX折戸選手によると足回りは市販車に近いフィーリングでスーパーGT300参戦車両と比べると車台の剛性感と共に足回りやパワー面でどうしても物足りなさを感じてしまうとのコメント。またピレリに比べYOKOHAMAタイヤのグリップ力に軍配が上がっていたようで、アマチュアワンオフ戦ベースとしての完成度に限度があるのかもしれないが、当日のAsian Le ManスーパーGTクラス参戦車であるGallardoと約2秒近いタイム差が出ているのも理解できる部分ではある。
New Model
前年モデルと比較して今期モデルはスワンタイプ リヤウイングに変更され10カ所の調整角度幅を持たせ、さらにグランドフロアーのフラット化、エアロ面での流速の見直しを図ったことにより前年度比で120%も空力改善の成果を得たという。さらにローダウンフォースは128Kg、ハイダウンフォースは160kgを得る結果になったとの事。当日の13年モデルはフジのストレートで実測280km台をマークしていて前年度モデルの最高速速平均を25km近く上回っていた。
当然エンジン出力アップ等の向上もプラスになっているのだが、これだけ性能が毎年アップして行くのであれば今後どこまで性能が上がるかも楽しみである。
多くの車両が洗練されたカラーデザインでスポンサー等のステッカーに埋もれる事無く個性を醸し出している為か、何度みても飽きがこないのも、このスーパーカーの持つ優れたデザイン性と数々の伝説を生み出してきたスーパー イタリアンカーとして、フェラーリ以上の魅力を引き立たせるブランド マジックがこれほどの人気を得ている要因だろうと確信した。
以下に上位3車両と総合タイム等記載。ぜひ今後の参考にして欲しい。
50:58.356 Afiq Yazid (#2) Akihiko Nakaya (#10) Max Wiser / Jiang Xin (#9) Afiq Yazid (#2) Max Wiser / Jiang Xin (#9) Dilantha Malagamuwa / Zen Low Suan Chuan (#69)
Race 1 Postion
総合タイム
ドライバー
1
2
51:13.632
3
51:30.766
Race 2 Postion
総合タイム
ドライバー
1
51:06.869
2
51:18.093
3
51:18.093
イベントニュース
第24回HyperMeeting 2013
2013年4月7日
- 毎年恒例のハイパーミーティング実行委員会主催Hyper Meetingが開催された。
- 大会主催者サイドの意向として86/BRZ, スイフト系スポツライト参戦車両の大幅増車が観られ、
- 今年からは5ラップバトルが86&BRZ戦、スイフトレースとなり例年のSubaruとEVO決戦が観られなくなる等大きな開催プログラムが変化してきていた。
- また今年の大きな話題であったWTACで2位のTEAM TILTONがはるばるオーストラリアから筑波コースレコードを狙いタイムアタックに参戦するも、残念ながら練習走行中にカムシャフトが折れ、修復後の最終日タイムアタック時にはインタークーラー系のシリコンホース破裂とマシントラブルが続き、結果を残せなかった。来年の再チャレンジに期待したい。
今大会ではSUBARU系の参加者が圧倒的にMITSUBISHI系を上回っていてSUBARU人気の高さが伺えた。
Rays/グラムライツ走行会
また今大会と同時開催されてたレイズグラムライツ走行会ではスバル、エボ多数の参加者が集まり、多くの観客の中タイムアタックを楽しんでいた。
E-EVO/E-Mive
今年もコロラドパイクスピークでのヒルクライムに参戦予定でE-Mive とE-Evoも会場で多くの参加者から話題になっていた。特に増岡選手のトークショウとデモランは圧巻で、E-Evoのモーター特性が発揮できる強トルクで白煙を上げながらのスラローム走行は三菱技術の進化を観れ韻書に残るデモランであった。
パイクスピークオフィシャル サイト
第23回
REVSPEED SUPER BATTLE
2012 in Tsukuba 2000
12月10日
2012年12月10日に恒例の第23回レブスピードス−パーバトル4WDクラス レポート
今年のスーパーバトルは出場台数が78台となり昨年の出場台数が大幅アップ。特にTOYOTA86/Subaru BRZ系の参加車が増えた事が大きなムーブメントになった。
かたや4WD車両参戦チームはストリート ラジアル クラス以外では参加台数の落ち込みが目立ってしまい今後のトレンドが気になるところだ。
オープンクラスでの4WD参加数はスバルGDB, GRB,三菱EVO Xの3台、ストリート S タイヤクラスは三菱EVO X1台 Audi TTS x 1台の合計2台、ストリート ラジアルクラスではスバルGDB x 1, GRB x 1, GVB x 1, 三菱EVO 9 x 2, 日産GTR32 x 1, 35 x 1の合計7台となった。
Open Class
今回G-Force EVO Xを駆る谷口信輝選手が出したEVO X筑波2000最速ラップは56"台をどこまで狙えるか、今後も目が離せない。
G-force/ NobTaniguchi
Dlaungage号西原正樹選手、AVO号吉田寿博選手のSubaru勢は58"台に入り安定しているものの、EVO Xの記録には2"近い大きな差があり今後このラップをどこまで縮められるか大いに奮闘してもらいたい。Dlanguage/西原正樹選手
Openクラスの他車にはアンダー鈴木選手の持つTsukuba2000最速記録以外にも競合がひしめいていて、
まだまだ今の記録には満足できないはず。アット驚くような金字塔をいつかは打ち立てる日が待ち遠しい。
AVO/吉田寿博選手
Street S
EVO X スロリート S仕様でベストタイムを更新したDLanguageの菊池靖選手も確かな手ごたいを感じていて、今回のフルストリート S仕様での最速は納得したようだ。今後車重にハンディーがある分ターボサイズアップ変更等でさらなるタイム更新を狙えるか注目されている。
Dlaungage/菊池靖選手
Street Radial
またもやラジアル記録更新を果たしたATTKD GTR35はADMIXGTR32の参戦もあり、盛り上がりを見せてくれたのだが、一般走行会でもGTR35ユーザーが増えつつ有る中、全国のGTR35ショップは筑波2000イベント参加にはあまり興味が無いのだろうか? 当然FSWの方が車体的にはマッチしてるのだがタイムアタック的には他のGTR35バトルも視たかったのが本音。
ATTKD/木下みつる選手
ADMIX/古宮正信選手
オートプロデュース・ボス
J sport
しかし最近勢いに乗るSubaru勢はオートプロデュースのGRBを始め、ラジアルクラスでは参加全車安定した早さでタイムアップを刻み込んでいた。
T's Style/蒲生尚選手
T'z style/蒲生尚弥選手
D2 Japan/佐々木雅弘選手
4WDグループタイム結果
CLASS
Car
Driver
Resalts
Time
Tunig Shop
Open
Evo X
谷口信輝
1
56"784
G-force
Open
Subaru GRB
西原正樹
2
58"587
D language
Open
Subaru GDB
吉田寿博
3
58"645
AVO
Street S
Evo X
菊池靖.
1
58"367
D language
Street S
Audi TTS
村田信博
2
1'01"974
J factory
Street Radia
GTR35
木下みつる
1
58"634
ATTKD
Street Radial
Subaru GRB
木下みつる
2
1'01"244
Prodrive /Boss
Street Radial
Evo 9
蒲生尚弥
3
1'02"231
T's Style
Street Radial
Subaru GDB
平野雄也
4
1'02"907
Garage KM1
Street Radial
GTR32
古宮正信
5
1'03"118
Admix
Street Radial
GVB
吉田寿博
6
1'03"578
SA Nagoya Bay
Street Radial
Evo 9
佐々木雅弘
7
N/A
D2 Japan/Two System
Tsukuba Circuit
http://www.jasc.or.jp/
第22回
REVSPEED SUPER BATTLE
2011 in Tsukuba 2000
12月09日
2011年12月09日に恒例の第22回レブスピードス−パーバトルが(三栄書房主催)筑波2000を舞台に行なわれた。4WDクラスにフォーカスを絞ったレポート編成。
午前の部
雪の中で開始時間になる
全国から合計32台のチューニングカーがそれぞれのカテゴリー頂点を目指し集結した当日は、残念ながら天候に恵まれすタイムアタックの開催すら危ぶまれるスタートとなる。
開始予定時間には雪が降りそそぎ路面状況が悪化する中午前からの走行調節の時間は皆無となった。
しかし参加者やスタッフ全員の気持ちが天に通じたのか、10時頃には小雨もやみ出し開催REVSPEED社側の判断で急遽ウェット選手権が組み込まれる事になった。なかにはこれを好機と捉えた参加ショップは午後からのタイムアタックに向けウェット路面での走行を開始。しかしあまりの路面低温とウェット路面に各車タイムは伸ばせず路面を乾かす事が最大の目的となったようだ。
ガレージ八幡
ATTKD TUKADA
リバース
ホサカチューニング
アジッオクリエイト
カーステーション マルシェ
C-SER
ディラングレッジ
Nagoya SA
MKsport
ティーズ
J sport
午後の部
アタックラインやクリップポイントが少しずつ安定し始めた2時頃からは、各車タイム更新を狙い次々にコースに車を走らせ始めだし一気に勝負をかける。
通常はウェット時のタイムは4WD車両が安定しているはずだが、FF,FR車両もコンディションの悪さをものとせずに安定して速いラップタイムを刻みだしていた。
今期スーパーバトルでは、スバル系が参加台数では一番多く、エボ系が少なくマーケットトレンドに敏感に影響されているかのようだった。
またフルオープン4WDはガレージ八幡1台の参戦となり、このカテゴリー車両の大半がストリートラジアル仕様参戦だった事は今後のチューニングトレンドを物語っているのではないだろうか。
NBR系も新生GTR35と比べてもまだまだ活けるだけの力がある事を魅せてくれた今回のバトルは、ある面多くのNBRファンにも希望を与えてくれた気がする。
そして総合上位にFD系の比率が多く、まだまだ衰えない人気ぶりを再認識できたことは見逃せない。
またレチームボリューション、パンセ等日々のチャレンジを続けているFD系にHKSCT-230Rエボの持つ筑波最速記録が抜かれる日が来るのかも知れないと感じさせる程、安定していたFD系車両だった。
4WDオープン/ストリートS/ストリートR クラス
順位
クラス
ショップ
ドライバー
車種
トップ差
タイム
1
オープン
ガレージ八幡
ターザン山田選手
BNR32
0
57.629
2
ストリートS
アジッオクリエイト
岡村和儀選手
GRB
1.903
59.532
3
ストリートR
ATTKD
木下みつひろ選手
R35
1.026
58.655
4
ストリートR
リバース
高久秀樹選手
BNR32
1.753
59.382
5
ストリートR
ホサカチューニング
菊池靖選手
R35
3.476
1'01.105
6
ストリートR
カーステーションマルシェ
山本健次選手
GDB
4.019
1'01.648
7
ストリートR
ヤシオファクトリー
岡村和儀選手
GRB
4.393
1'01.925
8
ストリートR
ディーランゲージ
森吉雄一選手
GRB
5.310
1'02.939
9
ストリートR
ティーズスタイル
蒲生尚弥選手
CT9A
6.601
1'04.230
10
ストリートR
MKsport
森田勝也選手
CZ4A
6.782
1'04.411
11
ストリートR
J factory
菊池靖選手
8J
6.933
1'04.562
Tsukuba Circuit
http://www.jasc.or.jp/
HyperMeeting 2012@Tsukuba 2000
4月08日
開演と同時に多くの来場者に埋め尽くされたパドックA
待望のHyperMeetingが筑波2000サーキットで開催された。震災後2年ぶりのイベントにEVO, インプ、スイフト系ユーザーを中心に、朝8時のオープンと同時に出店メーカーのイベントセールとデモカーを観に沢山の来場者でパドックAは埋め尽くされた。
そして恒例の参加ショップ対抗タイムアタック、5ラップバトルは赤旗が続き予想外の展開となるも多くの来場者がデモカーや完成度の高いチューニングカーを間近に堪能できたようだ。
また一般ユーザー参加のRaysグラムライツ杯としてユーザー最速選手権、一般走行会も同時開催プログラムとして進行していった。
Aqua GDB
D-Language
C-SER GDB
Mitsubishi EVO X
AVO
C-West
RS Takeda EVO X
D-Language
SUNLINE
CUSCO
マルシェ GDB
Prodrive GDB
Tsukuba Circuit
http://www.jasc.or.jp/
DUNLOPディレッツア
チャレンジ2011 最終決勝戦
11月27日袖ヶ浦フォレスト・レースウェィ
2011年11月27日に袖ヶ浦フォレストレースウェィ(千葉県)を舞台に行なわれた2011年度最終戦レポート。総勢58名4カテゴリークラスで年間チャンピオンが決定された。4WDクラス(Class 4)参加者15名にフォーカスを絞ったレポート編成。
午前の部
大会早朝から今年の地区予選を勝ち抜いてきた58名の選手が集結。日差しが心地良く感じられる天候の中、主催DUNLOP社からの挨拶で開会式が始まり、大会競技長である大井氏の競技ルールと注意事項説明、そしてゲストドライバー青木選手、服部選手紹介と共に両選手からのコース攻略アドバイスがあり、参戦者は熱心にアドバイスを聞き入ってから集合写真を納め午前中の練習走行に移行した。
さて最終戦大会ルールだが、通常の勝ち抜きタイムアタックではなく、セッション1の上位3台はセッション2へ参戦せず、シード権を得てセッション2の上位5台と再びセッション3で優勝決戦を行なう変則ルールにより、参戦者により公平な勝負のチャンスのあるタイムアタック イベントとなった。
つまりセッション1で上位3位以内でシード権を確保できれば走る回数が減り、エンジンとタイヤの負担が少なくなり有利になるのでセッション1では白熱の展開が繰り広げられ、セッション2ではもう後が無いのでこれまた壮絶なバトルが展開され、決勝戦になる今回の決勝ルールは良く検討されていると感じた。
午前中の経過としては9時から10時20分までの予定でCLASS1から各クラスが順次20分間の練習走行枠を使いそれぞれの選手が優勝に向けて本番さながらに最後の調整をおこなったが、練習走行と他クラスセッション 1タイムアタック中盤に起きた大量のオイル撤収作業と赤旗の為にセッション走行予定に大幅の遅れが生じたが、昼休みで気分を一新し午後からのセッションに期待が掛かる事となった。
Session 1結果 | |||||
順位 | 車番 | ドライバー | 車種 | トップ差 | タイム |
1 | 63 | 栗田選手 | CP9A | 1"09.557 | |
2 | 64 | 浅見選手 | BNR34 | 0.501 | 1"10.058 |
3 | 74 | 尾崎選手 | CP9A | 1.797 | 1"11.354 |
4 | 62 | 田辺 | CT9A | 1.878 | 1"11.435 |
5 | 65 | 内藤 | CT9A | 1.912 | 1"11.469 |
6 | 68 | 野田 | BNR32 | 2.086 | 1"11.643 |
7 | 66 | 長田 | CT9A | 2.191 | 1"11748 |
8 | 67 | 永蔵 | CT9A | 2.373 | 1"11.930 |
午後の部
そして午後からのCLASS 4のセッション1では本命ディフェンディングチャンピオンの木原選手が不調になり、まさかの3位内を逃す結果に誰もが驚きの声を上げた。
63番栗田選手と74番尾崎選手はCP9での参加で好タイムを叩き出しCT9勢を抑えて好ポジションをゲットし、まだまだCP9現役の実力度をアピールした。
また64番の浅見選手は袖ヶ浦サーキット走行会数が僅か2回目での好タイムに決勝戦での期待が高まった。
セッション2ではタイヤグリップに違和感があり調子の上がらなかったディフェンディングチャンピオン
木原選手が本命の意地を見せ最下位から見事1位に返り咲きセッション3決勝戦進出を決めた。ここで上位5位までの選手がセッション3まで駒を進めセッション1上位3名との最終決勝となる。
Session 2結果 | |||||
順位 | 車番 | ドライバー | 車種 | トップ差 | タイム |
1 | 61 | 木原選手 | CT9A | 1"09.557 | |
2 | 68 | 野田選手 | BNR32 | 0.501 | 1"10.058 |
3 | 67 | 永蔵選手 | CT9A | 1.797 | 1"11.354 |
4 | 66 | 長田選手 | CT9A | 1.878 | 1"11.435 |
5 | 65 | 内藤選手 | CT9A | 1.912 | 1"11.469 |
6 | 62 | 田辺選手 | CT9A | 2.086 | 1"11.643 |
7 | 75 | 碓井選手 |
GH-CT9A | 2.191 | 1"11748 |
8 | 70 | 浅野選手 | GDBD | 2.373 | 1"11.930 |
いよいよ決勝戦では2011年を戦ってきた総勢8名の強豪が勝ち残り、辺りが夕暮れ近くになるまで勝負は続いた。そして長い一日の戦いとなった今回の大会結果は、セッション1でベストタイムを叩き出した栗田選手がさらに0.173"を短縮更新し、見事今年のチャンピオンを獲得した。そして惜しくも3連覇を阻止された木原選手も見事2位を維持し、破れた浅見選手もすばらしい結果を残した内容となった。
また2位から8位まで瀕差の結果となった今大会は一段と競技レベルが高い内容となった。
Session 2結果 | |||||
順位 | 車番 | ドライバー | 車種 | トップ差 | タイム |
1 | 63 | 栗田選手 | CP9A |
1"09.384 | |
2 | 61 | 木原選手 | CT9A | 0.737 | 1"10.121 |
3 | 64 | 浅見選手 | BNR34 | 0.826 | 1"10.210 |
4 | 68 | 野田選手 | BNR32 | 1.173 | 1"10.557 |
5 | 65 | 内藤選手 | CT9A | 1.804 | 1"11.188 |
6 | 67 | 永蔵選手 | CT9A | 1.827 | 1"11.211 |
7 | 66 | 碓井選手 |
CT9A | 1.884 | 1"11.268 |
8 | 74 | 尾崎選手 | CP9A | 2.067 | 1"11.451 |
ピットロード上での暫定表彰式後にはクラブハウス内で行なわれた本表彰式に各スポンサーから用意された豪華な賞品が手渡され、主催DUNLOP社による来年のシリーズ戦開催も発表され、大きな事故も無く参加者全員が楽しんだ今季タイムアタック総集編は大興奮とともに無事終了した。

Sodegaura Forest Race-way
http://www.sodegaura-forest-raceway.com/
Hankook Circuit Challenge
最終戦レポート
10月30日
去る10月30日、本庄サーキットにて行なわれた最終戦(第4戦)は曇り空の下、今年度最後のタイムアタックチャレンジの王座決定を目指し、4WDクラスからは、EVO, WRXがそれぞれ1台ずつ、ミニサーキットでは不利と思われていたGTRは今回多数出場、次々と好タイムを連発するなど選手たちが熱戦を繰り広げるレースとなり午前中2本、午後3本目を終え、いよいよ4本目というタイミングで雨が降りだし、惜しくも4本目の走行はほとんどの選手が見合わせたため終了となった。
*4WDクラスのイベントを主にレポートしているので、他のクラスもチェックしたい方は主催:木下みつひろ選手サイトへ
最終戦(第4戦)の結果は常に安定した実力を発揮するEVO覇者の木原選手が優勝。第2位に神山選手、第3位は浅見選手。
そして本年度シリーズチャンピオンはGTR34をしなやかに駆る浅見真吾選手が見事獲得した。第2位にはやはりGTRで粘り強く戦った岸雅也選手、第3位はEVO木原大二郎選手となった。
イベント表彰式では木下みつひろ選手が震災や台風などの自然災害で参加者が激減した時期を乗り越えてまた今回のイベントで走行会参加者も含め総勢66名が参加された事に感謝の意を述た。さらに2012年には今まで以上により魅力的なイベント開催への進化とハンコックタイヤのプロモーション活動に力を入れて行く決意を述べた後、恒例のじゃんけん大会で多数の景品が参加者に渡されイベントは終了した。