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第2回Fuji Speed Way

9月21、22日に開催されたFIA第二回アジアン・ルマン シリーズはフジスピードウェィを舞台に3時間の耐久戦として開催されたが、20日の公式練習日から22日(日)の決勝日まで天候に恵まれ雄大な富士山を望みながら全20台のレースとなった。

今大会で予選/決勝日はサポートレースとしてTOM'Sが開発/メンテをおこなうレース専用車両をベースに、国内初アマチュア+プロが車両を共有しレースをするインタープロト第3戦、そしてランボルギーニ ワンオフレースシリーズ第4戦スーパートロフェオ、86/BRZツーリング カーレース8Beat第2戦、ワコーズスーパーカートチャンピオンシリーズ等も同時開催され、これだけ多彩なレースを楽しめるイベントはぜひとも来年も継続して開催してもらいたいと感じた一日であった。

国際自動車連盟(FIA), フランス西部自動車クラブ(ACO),
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)公認レースとしてレギュレーションをFIAで統一し、
各カテゴリー車両別混合レース形式となった。そしてアジアンシリーズ戦は今や世界にルマンレースの醍醐味を広げているのだが、今年2年目の初戦は先月韓国でおこなわれ日本、中国、シンガポールの4戦がおこなわれる運びとなっている。今回のFSWではスーパーGT300から10チームがFIA SGTカテゴリーとして参戦し、入賞車は通常の国内スーパーGT戦にポイントを加算できた事は大きなプラスになったに違いない。

LM P2

参加車カテゴリーをみてみるとルマンシリーズ トップクラスとなるLM-2Pクラス車両はFSWをスーパーGT500クラスに匹敵するタイムで周回し、チームKCMCG Mogan Nissan車両がフリー練習走行時間帯に1'33.917でラップタイム最速をたたき出しているが、日本からは小泉洋史選手James Winslow選手、Richard Bradley選手と共にエントリーしている。予選ではOAK Racingにポールポジョンを渡してしまうも決勝戦ではみごとOAK Racingとは同一108周回数で、66秒の差をつけ優勝を決めた。

かたやMogan Nissan 車両に次いで2番手ラップタイムのOAK Racing車両は2013年Le Mans 24housrsでワンツーフィニッシュを飾り現在FIA world Endurance Championshipでポイントランキング1位、3位をキープしている車両と同等の性能を誇っている。

車両スペックはPESCARO 01カーボンシャシー製、ダブルウイシュボーン サスペンションにオーリンズダンパーを組み合わせている。

15’Bremboキャリパーは900KGのボディーウェイトを確実に制動する。V8 3397cmから発生する540bhp/10000rpm、406Nm/9000rpmは6速 Sequential semi-sutomatic+パドルシフト仕様となっている。

GTE/GTC

GTEクラスは豪華な参戦車両がそれぞれ独特の排気音をコースで響かせ観衆を楽しませていた。フェラーリ458を駆るチームTaisen Ken Endless 飯田章選手+中野信治選手+密山祥吾選手が参戦し、GTCクラスからはTeam Taisen Ken Endlessの浅井亮博選手+蒲生尚也選手、AAI-RSTRADA91号車は谷川達也選手、92号車は菊池靖選手らが各国のドライバーに混じりベストを尽くした。

SGT

そしてスーパーGT300ではTeam Taisen Ken Endless/Porsche 911GT3, Cars Tokai Dream28/McLaren MP4-12C GT3, Team Mach/Nissan GT-R NISMO GT3, Pacific Direction Racing/Porsche 911 GT3, Gainer/ Mercedes-Benz SLS AMG GT3, Tram Mugen/Honda CR-Z, APR/Nissan GT-R Nismo GT3, Okinawa-IMP Racing with Shift/Mercedes-Benz SLS AMG GT3, Autobacs Racing Team Guri/Honda CR-Z, R&D Sport/Subaru BRZ GT300, Leon Racing/mercedes-Benz SLS AMG GT3の計11チームが参戦した。

SGTクラスで使用できるタイヤ規定はスーパーGTと同じYOKOHAMAタイヤの選択となり、他カテゴリークラスではミシェラン、ピレリとなり少なからずともSGTクラスではタイヤセッティングに悩まされる事がなかったのではないだろうか。

以下にカテゴリー別優勝車とチーム、ラップタイム等記載。ぜひタイムアタックの参考にして欲しい。

クラス

最速タイム

平均速度

チーム名

車種
LMP2  1'34.253 174.284Km/h

OAK RACING

Morgan-Judo
GTC 1'39.520
165.060Km/h

 CRAFT RACING

Aston Martin VIntage GT3
GTE 1'41.399 144.828km/h

 TAISAN KEN ENDLESS

Ferrari 458 GTE
SGT 1'38.241 167.209km/h

TEAM MUGEN

Honda CR-Z(ZF-2)

Super Taikyu Race

2013年第4戦 FSW ST-2 Class
8月10〜11日

今期最長7時間耐久

スーパー耐久第4戦となるFSWを舞台に過酷な真夏のコンディションの中出場合計53台中ST2 4WDクラス5台で7時間にわたり熱戦が繰広げられた。

スターティング グリッド

8月10日予選で総合11位、ST2クラス1位に20号車RS オガワADVANランサー、総合12位 クラス2位にSTRUM MOTUL EDインプレッサ、そして6号車 新菱オートが総合14位、クラス3位と続いた。
新菱オート7号車はクラス4位、30号車RS オガワは5位となり30号車は残念ながら第3戦もてぎラウンドでのクラス3位に続く入賞を狙うには難しいスタートとなってしまう。
各車両とも富士とはいえ真夏の外気は高くピット内でのヒート対策は色々工夫がされていた。当然レース中にドライバーへの熱中対策も大事なポイントで毎年の事ながらクールスーツやダクトを引き込み車内の温度を下げる工夫も多々見受けられた。

レース1〜2時間

グリッド12番からスタートしたRSオガワ20号車はシーズンチャンピオン連覇を目指し、ここFSWで1位を是が非でも取る必要があったのだが、、、。

ST2クラス2位のSTRUM・Motul・EDインプ59号車がスタート直後のダンロップコーナーで他車からの追突によりクラス先頭争いから離脱するとRSオガワ20号車Bドライバー坂口良平選手と新菱オート6号車Bドライバー菊池靖選手との熱戦が始まった。

また新菱オート7号車は早くも6周でコースから姿を消し、スタート1時間経過後にはトップを新菱オート6号車に許す事となりRSオガワ20号車との差は1”227秒程先攻を許してしまうも、長時間の耐久戦の為まだまだ先行きは分からない。

そして2時間経過時点で新菱オート6号車は順調に10番手をキープするもなんとRSオガワ20号車は総合順位をRSオガワ30号車の総合27番手より遅い29番手まで落としてしまう。
かたやSTRUM・MOTUL・EDインプ59号車は総合17番手まで浮上しなんとか新菱オートとの5"558秒差を縮めようとしていた。

3~4時間

スタートから3時間が経過した頃にはトップを先攻してた新菱オート6号車は14時半過ぎ頃から降り始めた雨がセッティングに影響したのか、さらには黄色旗追い越しでペナルティーストップ10秒を受け一気に2位STRUM・MOTUL・EDインプへ1位の座を譲ってしまう番狂わせが生じてしまう。

4時間目にはSTRUM・MOTUL・EDインプ59号車が総合13位まで位置づけ、RSオガワ20号車はこの後総合18位まで浮上。この時点で新菱オート6号車はST2クラストップのSTRUM・MOTUL・EDインプ59号車と14周もの周回差になり、去年のFSW耐久戦連続クラス1位は難しく思えてきた。

落雷が伴う程の激しゲリラ豪雨に一時見舞われたコースはAWDの強みを生かした走りでGT3クラス等の上位陣に迫る勢いを見せる場もあった。レインタイヤとの交換もチーム作戦が功を奏したチームと裏目に出たチームに明暗が分かれていたようだった。

5〜7時間

絶対の信頼を置くエンジンの耐久力5時間経過時点まで3位を維持していた新菱オート6号車だったが最後6時間を過ぎた時点でRSオガワ30号車にも周回を抜かれてしまうほど大幅に順位を落としてしまう結果となったのと対象的にSTRUM・MOTUL・EDインプ59号車は最後に黄色旗追い越し禁止のペナルティーストップ30秒を受けるも2位のRSオガワ20号車と5周差をつけ総合10位、2戦連続のST2クラス1位の座を手に入れた。

インプ59号は周回数で言えば204周を完走していて、GT3車両にも匹敵する程の耐久ポテンシャルを見せた走りは、残り第7戦までST2クラスで唯一のインプ参戦車両として多くのスバルファンからの期待がかかる。

今大会でST2クラス ファステストラップ1'53.423、平均時速144.828km/hを記録しているのが、このGVBであることも付け加えておこう。
ちなみにクラス別のファステストラップ列びに平均時速は以下に記載。



クラス

最速タイム

平均速度

チーム名

GT3  1'42.838 159.738Km/h

GTnet Advan Nissan GT-R

ST-1 1'48.879
150.872Km/h

 Diamango BMW Z4

ST-2 1'53.423 144.828km/h

 Strium Motul EDインプ

ST-3 1'54.724 143.185km/h

岡部自動車DicxicellチームテツヤZ34

ST-4

1'54.724

138.754km/h  

Tracy Sport ings S2000

ST-5 2’08.397

127.938km/h

 Weds 東伸Endlessヴェィツ

Tokyo Auto Salon 2013
Inspired Beauty Car Special

東京オートサロン 2013年

世界最大級の規模を誇るカスタムカーイベント
今年も4WDパワー炸裂

top.jpgPro Class Winner Winner(中央) – Nemo Racing – Owner Driver; Chris Eaton , Runner Up(向かって左) – Tilton Interiors – Garth Walden , 3rd(向かって右) – MCA Suspension – Earl Bamber


来場者数28万人をカウントした今年の東京オートサロンは例年になく色とりどりの
カスタムカーと新製品で会場は活気で溢れ多くの来場者で埋め尽くされていた。










SUPER TAIKYU RACE in JAPAN
Season Opening @ FSW ST-2 Class

Track: Dry
Weather: Sunny

波乱の幕開けとなった今季ST-2クラス開幕戦

各チーム万全の体制で開幕戦に望むも新菱とTowa Intechチーム以外は多くの課題を残した開幕戦となった。

昨シーズンからST-2クラス参戦車両が減り5台でのバトルとなる今季はどのような展開になるのか予想がつかない状況となる。

新菱チーム06号車の参戦初優勝はついに他チームに比べ安定した走りで今季チャンピオン圏内の位置に付けている。
RS Ogawa20号車のAYCセッティングは特に問題が無いようだが、30号車のクラシュから参戦続行は可能なのだろうか?

505号車は今季セッティングを煮詰める事で他車に何処まで逼迫した走りを魅せてくれるか楽しみである。

また唯一Subaru車両として参戦しているTowa Tech 59号車は予選での上位入賞予言通り見事2位を獲得し、初回シェークダウンながらの結果に今後も期待したい。

Team: Shinriyo Racing #6

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悲願の初優勝を果たす
スーパー耐久参戦11年目にしてついに初優勝。菊池靖選手との2名ドラーバー体制で結果を出した事の意味は大きい。
今年の参戦も例年通りに充実させたチームでの奮闘が結果をもたらしたようだ。予選では菊池靖選手が1'48"のコースレコ−ドを叩き出しA+ Bドライバー合算タイムで総合6番グリッド、クラスグリッド1番をゲットし見事ポール to ウイン

SANY0735.JPG周回数ではスタート2時間前後から総合4位をキープしチェッカーフラッグを受けるまでポジションを崩さずにに完走。終止安定した走りで今季総合優勝を狙えるだけの実力があることを証明できた一戦でもあった。

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Team: RS Ogawa #20

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目指すは三連覇
3年連続チャンピオンを狙う20号車だが、新たにリヤデフにAYCを取り込み戦闘力をアップを図る。今季は車両調整とドライバー側のAYC慣れが今後の課題のようだ。またドライバーも大橋選手以外に坂口選手、松本選手のニ名が新たなチームメイトとして参戦。
SANY0725.JPG予選総合タイムでは総合7番、クラスグリッド2番に付けシーズン スタートとしてはまずまずの展開に思われた。しかしながら59号車との予選タイム(A+Bドライバー合計)差は僅か0.010と逼迫していたことから、まだまだAYCとの調整も必要なようだ。レース展開では残念ながら1時間走行後にトップの6号車と5周の差が生まれ、この後も序所にペースが落ちていき3時間後の時点ではレース途中にABSラインがカットされるアクシデント等発生し完走ならず、次回6号車へのリベンジとなった。

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Team: RS Ogawa #30

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ハンディキャップ仕様をハンディとしない
ユニークなドライバーが集まった30号車はAドライバーでハンディキャップ選手である青木琢磨選手の参戦と、若者に負けずに耐久レースに参戦する現役中高年ドライバー関根基司選手、そしてスーパー耐久初参戦となる白田智彦選手とのチームになる。マニュアルにエアーシフトアシスト機能を組み込みんだ車両のセッティングとエボ特性に慣れるのに時間がかかるとの心配をよそに意外な展開を見せた。
SANY0732.JPG青木選手による総合15番、クラス決勝グリッド5番からのスタートだったが、徐々にペースを上げていき1時間後には20号車を抜き次々に戦線を離脱する車両が増える中、3時間を経過した時点ではクラス3位、総合11位ポジションをキープする程大健闘。しかし残念ながらこの後ブレーキフェーディングが発生しコントロール不能になり第一コーナでクラッシュとなりリタイアとなった。

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Team: Towa Intech Racing #59

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絶対の信頼を置くエンジンの耐久力
ST2クラス唯一のスバル参戦車両として注目を浴びているトーワインテック。予選ぎりぎりまで車両調整に時間を費やしていたが、予選結果として2位のRSオガワ20号車とドライバー総合タイムで0.10"差と迫り完成度の高さを見せていた。
予選ラップタイムではBドライバー吉田寿博選手がチーム内ベストタイム1'49"664で総合8番、クラス3番グリッドからのスタートとなる。

SANY0750.JPGスタート開始後1時間で調子の上がらない20号車を抜き2位に浮上。2時間を経過した時点ではクラストップ6号車と1ラップのさ差があり懸命の追走するがその差はちじまらなず、チッカーを受ける。
決勝前に吉田選手が語っていた車両の耐久性が正に証明されたような力強い走りと安定性を見せてくれた。

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Team: AS Racing #505

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痛車参戦3年目として結果を出す
唯一のエボX参戦車両として今季耐久参戦3年目を向かえ昨年度のST2クラス覇者RSオガワから移籍した塩野健司選手がAドライバーとなり、実力を発揮できる万全の体制を目指す。車両の成熟度にはまだまだ実走データーからの開発が必要との事だがかなり力をつけてきている。軽量化の為にドライカーボンドアー等を装着しているがまだまだ旧エボ車両との重量比が課題でもある。しかしダンロップ先からプリウスコーナーに続くセクションではトルク面での有利さを活かした走りが期待できる。
SANY0745.JPG総合9番、クラス4番グリッドスターは松下昌揮選手が勤め1時間後までは調子が上がらず順位を落としてしまう。そして40周に掛かったところでまさかのタービンブローによりリタイヤとなってしまった。
結果Bドライバーである松下選手のみが周回をこなしておらず、他のチーム選手のドライビングは次回に持ち越しとなってしまうが、第2戦には問題点を修正してくるはずなので期待したい。

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新製品: 軽量削り出しナックル

Brypar社

Brypar GTr32-34 Upright ナックルBrypar GTr32-34 Upright ナックルEvo 7-10/ GTR32-34用
モータースポーツ用ナックル製品開発を行うベンチャー会社として業績を伸ばし近年はブレーキディスクの開発/製造販売も開始し多くの車種へ対応できる体制が整っています。

特にアルミ7071削り出しナックルは現行のラインナップ以外にカスタムオーダーも受け付けており純正に比べ30%-40%の重量削減と大幅な剛性アップに成功しています。

新製品: 強化デュアルクラッチ

Dodoson Motorsport社

Dodson Motorsport 強化クラッチDodson Motorsport 強化クラッチEvo X / GTR35用
国産AWD用からヨーロピアンスポーツ車両の強化デュアルクラッチプレートを開発、製造を担う。AUDY, BMW, NISSAN, LAMBORGHINI, PORSHE, VW用を販売しています。
特にExcedy社との先端テクノロジーを駆使して共同開発さたGTR35/EVO用デュアルクラッチ製品は全世界150のディーラ網で販売され好評を得ています。

新製品: 軽量パイプサブフレーム

GTR FRONT SUBFRAME.jpgGTR FRONT SUBFRAME.jpgGTR32-34用
純正フロント/リヤサブフレーム、足回りのパイピング化による軽量化は約25kgも可能。剛性面でもハイパワー仕様でドラッグレース/タイムアタック用からの選択ができます。オプションとしてパウダーコート塗装は基本5色以外にも選択ができるカスタム色もあります。